大野市議選候補者のポスターが並ぶ掲示場=2月14日、福井県大野市

 2月10日告示された福井県の大野市議選は後半戦に突入し、立候補した19人が18議席を巡り支持固めに奔走している。現職17人(欠員1)のうち7人が一度に身を引き、元職1人、新人8人が出馬。前回は無投票で8年ぶりの選挙戦となった上、議員の顔ぶれが大きく変わる状況に、各陣営からは「票が読みにくい」との声が聞かれる。

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 今回の選挙では、2011年選挙でともに1500票以上を獲得した上位2人は県議選を見据えて出馬せず、多くの支持を集めたベテラン5人も引退した。11年選挙で7人の得票合計は9千近くあり、投票総数の約45%を占めていた。

 新人を含む選挙未経験者は11人に上る。また昨年の市長選に立候補し約7千票を得た元職もおり、ある現職の陣営は「前回の結果を基にした予想ができない状況。新人も熱心でこわい」と活動を加速させる。

 さらに新人には地元地区と連携していない陣営も多く、各陣営は「誰に票を持って行かれるか分からない」(現職)「最後までどうなるか全く分からない」(新人)と緊張感に包まれている。

 ただ、有権者の関心は今ひとつとみる陣営が多い。「選挙カーで回っても戸や窓はぴしゃり。落選者が少ないせいか関心は薄い」「盛り上がってほしいけれど、争点がないのか反応がピンとこない」と首をかしげる。

 一方で若手や女性の候補者が増え、議員の顔ぶれも半数近く変わるとあって「関心は高まるはず」との期待もある。

 これまでの投票率を見ると03年選挙で80%を割って以降、下落が止まらず11年には68・12%と過去最低を更新した。石山志保市長が初当選を果たした昨年の市長選も12年ぶりに新市長が決まるとあって注目されたが、投票率は61・40%と低調だった。

 ある現職陣営は「6割を割ると特定の人以外はドングリの背比べになるのでは。いかに投票率を上げるかが重要」と危機感を募らせた。

 投開票は17日。16日まで市役所と和泉支所で期日前投票を行っている。

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