HACCP義務化を控え、制度の概要や必要な対策について理解を深めたセミナー=2月13日、福井県福井市の福井商工会議所ビル

 福井銀行は2月13日、食品の安全を確保する仕組み「HACCP(ハサップ)」の2020年の義務化に向け、食品事業者を対象にしたセミナーを福井県福井市の福井商工会議所ビルで開いた。専門家が取り組むべき衛生管理などについて説明した。

 ハサップは、食品事業者が食中毒や異物混入などの危害要因を、原材料の入荷から製品の出荷までの全工程で除去・低減させるための衛生管理法。食品衛生法改正により、20年6月までにハサップに沿った衛生管理が食品業界全体に求められる。

 ハサップへの対応は時間と労力を要することが想定されることから、取引先に早めの準備をしてもらおうと福井銀がセミナーを企画。県内の食品加工業者や飲食店、小売店などから約70人が参加した。

 ハサップ認証取得のコンサルティングなどを行うエフアンドエム(東京)の担当者が講師を務め、制度の概要や必要となる対策を説明。施設の清掃や昆虫対策といった一般の衛生管理に加え、各工程における危害要因の分析などのハサップ7原則に基づいた衛生管理計画を立て、対策を実施、記録する必要性を説いた。

 ごま豆腐製造の團助(永平寺町)の山本大祐専務は「今でも従業員の健康管理や施設の衛生管理には気を付けている。制度化されて具体的にどう変わるのか不安もあるが、この調子で取り組めばいいのかなとイメージできた」と話していた。

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