「MEGAドン・キホーテUNY」に業態転換されるアピタ福井店=2月12日、福井県福井市飯塚町

 ディスカウント店「ドン・キホーテ」を展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(HD)=東京=は2月12日、子会社のユニーが運営する福井県福井市飯塚町の総合スーパー「アピタ福井店」を、12月初旬に新型店「MEGAドン・キホーテUNY」に業態転換すると発表した。アピタ福井店に出店している専門店の一部は残るとみられる。パンパシHDは不振が続く総合スーパーの業績回復に向けて全国で業態転換を進めており、北陸では初となる。

 パンパシHDは昨年2~3月に神奈川県横浜市や愛知県名古屋市など全国の6店舗をMEGAドン・キホーテUNYに業態転換。いずれもアピタやピアゴなどユニーの店舗を“ドンキ化”しているのが特徴で、商品はドンキが得意とする衣料品と日用雑貨、家電製品に加え、ユニーの強みである生鮮食品を取り扱う。さまざまな商品を所狭しと並べる圧縮陳列も取り入れている。

 パンパシHDによると、業態転換した6店舗の約11カ月間の売り上げは前年比1・8倍に増えたという。今年は福井店を含め、ユニーの22店舗を業態転換する計画。福井店の正式な名称は未定。

 アピタ福井店は1996年にオープンし、地元テナントを含め約30店舗が営業している。パンパシHDの広報担当者は同店について「売り上げが伸び悩んでおり、業態転換することで業績の向上が見込めると判断した」と説明。現在のテナントについては「全て残るかどうか正式には決まっていない」としている。

 アピタ福井店に出店する専門店の関係者は「ユニーとドンキの客層は違うため、両店が融合すれば売り上げが伸びるだろう。(アピタ福井店にとって)良いことだ」との認識を示した。一方で、まだ新しくなる店の概要について説明を受けていないため「現時点では出店を続けるかどうか判断できない」と話した。

 既にオープンしているMEGAドン・キホーテUNYの営業時間はいずれも午前8時~午前0時だが、「福井店の営業時間は未定。地域の事情を考慮して決める」(パンパシHD広報担当)という。また、業態転換に伴って店舗を改装するが、時期に関しては「現段階では答えられない」(同)としている。

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