昨年の大雪が信じられないような、今年は少雪になっています。

 気象庁の統計には時系列をはじめ様々な種類のものがあります。例えば、降水量の月と年の多いほうからの順位と少ないほうからの順位。最高気温は高いほうからの起日と低いほうからの起日。月平均気温は高いほうからと低いほうからの、年平均気温も同じく。日照時間もしかりです。

 降雪や積雪は多いほうからの順位はありますが、少ないほうからの順位は統計表にはありません。何故でしょうか、推察ですが実生活に悪影響を及ぼさないからでは?

 今冬の少雪にちなんで、冬季間(12月から3月まで)の少ない記録を調べました。期間は観測開始の1897年から1952年までと資料が公開されている1953年(昭和28年)から2018年までです。(表5、6参照)

 1897年から1952年までの間は、降雪量の統計資料は公開されていませんので、公開されている積雪量から推定しました。積雪量の差を降雪量にすると実際の降雪量より若干少なくなります。
 観測開始から平成に入って自動観測装置が導入されるまでは、約3メートルの角材にcm単位の目盛りした積雪柱が露場に設置されており、観測時間ごとに積雪深を読み取っていました。

 また、一辺30cm四方の板の中央に一辺5cmで長さ30cmの角材が固定され、これに1cmの目盛りが刻まれた積雪版で観測時間毎(福井地方気象台の通報観測時間は9・15・21時の三回)に板に積もった雪の深さを測り、その都度払い除けていました。

 野帳(観測結果を記録するノート)には「降雪量(かっては”新積雪”と名付けられていた)」と「積雪量」の欄があり記帳していました。1日3回の降雪量の合計と、前日の積雪量から当日の積雪量を引くと、前者とは一致しませんでした。積雪量は降雪により重さが加わり圧縮されて少なくなるのです。雪の密度を断面で見ると表層は0.1(水の重さの10分の1)くらいですが、地面に近い下層のほうは圧縮されて密度0.4くらいでした。

 冬期間の降水量は直径20cmの円筒形雨量計に入った雪を水に換算していました。現在は蒸発を最小限にしたヒーターで雪を融かして計っています。以上詳細に記憶を辿って述べましたが、現在は音波で観測する装置の降雪量は毎時間の積雪深の差です。

 前回は地球温暖化について記しましたが、先日新聞で次のような記事を読みました。

 「高校生ら1万人”地球を守れ”」気候変動対策求めデモ。ドイツの首都ベルリンで1月25日全国から一万人の高校生が集まり、デモを実施しました。「気候を無視することを容赦できない」「私たちの将来、私たちの地球を守って」「石炭(火力)ではなく、気候を守れ」などのプラカードを掲げ、経済省から首相府まで歩きました。

 この運動は昨年からスウェーデンの16歳の女生徒が毎週金曜日に国会前で行動していることがきっかけとなったものです。ドイツでも生徒たちが「将来のための金曜日」行動として、ドイツ全土で行動。前回1月18日には50都市以上で3万人が参加しました。日本でも青少年たちはもとより、多くの人が地球温暖化に関心を持ち行動してほしいと思いました。

 1月の降水量は少なく今庄では半分以下でした。気温は全県で高く、日照時間は嶺北で平年より多く嶺南では少なくなりました。降雪積雪ともに平年より極端に少なくなっています。(表1―4参照)

 気象庁が1月末発表した北陸地方の三ヶ月予報は、気温は平年並みか高く、降水量は平年並みか多い予想です。

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