雪不足で一時休業状態となっている雁が原スキー場=2月6日、福井県勝山市

 昨年の大雪から一転、今年は雪不足の影響が福井県の奥越地域で広がっている。スキー場は一時休業状態となったり、営業しても先が見通せなかったりと関係者は困惑。地域の雪まつりも雪像コンテスト中止など企画変更を余儀なくされている。

▼スキー場

 勝山市の雁が原スキー場は2月4日から休業状態。ゲレンデは地表の茶色い部分があらわになり、8日までの休業を決めた。坂井市や永平寺町などの小学生、園児のスキー学習もキャンセルとなった。1月はトラックで雪を運び入れ、週末の営業日を確保したが、担当者は「雪を入れても降らないのでなくなるばかり。連休に入る9日には営業再開したいが…」と空を見上げた。

 大野市の九頭竜スキー場は平年より1カ月遅れの1月25日に今季営業を始めたばかり。積雪は平均40センチはあるものの、職員は「このまま降らなければ今季営業はあと2週間ほどか」と不安を口にする。稼働日数は通常の3分の1程度で「週末に降ってくれたら息を吹き返せるかも。今は寒波待ち」と話す。

 標高が高い勝山市のスキージャム勝山、大野市の六呂師高原スキーパークは全面滑走可能。ただ、3月末までの営業を予定する同市の福井和泉スキー場は「あと一回は降ってくれないと厳しい」(担当者)と危機感を募らせる。


▼イベント

 10日に勝山市鹿谷小などで開かれる「鹿谷町雪まつり」は、名物の雪像コンテストの中止が決まった。

 昨年は大雪でまつり自体が中止となり、天候に左右された形。「雪まつりらしい演出はしたい」と有志が小型の雪像を五つほど作り、展示する準備をしている。どんど焼き、菓子まきなどの催しは予定通り行う。

 16日に大野市の六呂師高原で予定されている「さかだに雪まつり」は実施の判断に悩む。雪上をうつぶせで滑るエアボードやフラッグ大会、雪だるまコンテストなど雪を扱う企画がめじろ押しだが、周囲の山肌が見え、路面には雪がない状況。実行委員会は「雪遊びよりお花見という雰囲気」と苦笑いし、天気予報をにらむ。


■大野降雪量平年の40%

 福井地方気象台によると、7日時点の積雪量は大野市街地0センチ(平年2月約50センチ)同市九頭竜34センチ(同約1メートル)。1月の降雪量も両地点ともに平年の40%程度にとどまった。8日前後、13日前後には寒気が入り込む予報だが「さほど強くないだろう」とみている。

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