福井県警本部=福井市大手3丁目

 「海外に新しい国をつくる」などと架空の話を持ち掛け女性から約5千万円をだまし取ったとして、福井県警生活環境課は2月7日、詐欺の疑いで広島県三次市生まれの住所不定、会社役員の男(65)、兵庫県芦屋市、無職の女(65)、東京都文京区、会社役員の男(69)の3容疑者を逮捕した。共犯関係の捜査のため、同課は認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は、共謀して2013年10月上旬、東京都内で「海外に新しい国をつくる」などと架空の話を持ち掛けて資金援助を求め、返済時に高い利息を付けるなどと言い、同年11月下旬までの間に東京都の50代女性から手渡しや振り込みで4回にわたり計約5千万円をだまし取った疑い。

 同課によると、女性は仕事で福井県に来ることがあり、16年5月、県警本部を訪れ「預けたお金が返ってこない」と被害を相談していた。女性は共通の知人を通じて、勧誘役とみられる無職の女に出会った。被害額のうち4千万円以上は直接、女に手渡したらしい。

 同課は、住所不定の男は指示役、東京の男は住所不定の男、無職の女と接点があるとみている。多額詐欺事件として役割分担や詐欺グループの実態を捜査している。

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