チャイルドラインで子どもからの相談に応じるボランティア

 学校の人間関係など子どもの相談に電話で応じる「ふくいチャイルドライン」を運営する福井県子どもNPOセンターが、相談員となるボランティアの確保に苦慮している。ボランティアの不足は全国的な課題で、相談員が足りずに電話に出られないこともある状況。同センターは「子どもが生きやすい社会をつくるために力を貸してほしい」と新たな担い手を切望している。

 ふくいチャイルドラインは福井、奥越の2回線で運営。フリーダイヤル=(0120)997777=で、福井は毎週月曜、奥越は第2、4水曜の、それぞれ午後4時~同9時に対応している。

 相談員の登録は現在、主婦や元教員ら50人だが、仕事や家庭の事情で参加できない人もおり、定期的に活動しているのは半数程度。毎年度末に開いている相談員の養成講座の受講者も以前は20人程度で推移していたが、近年は10人程度に減っている。

 谷内由美子チャイルドライン室長(50)は「ボランティア活動の選択肢が増え、個人の生活スタイルに合わせて選べるようになってきたことも背景の一つにあるのでは」と分析。また、他のボランティアと違って、電話でのやりとりで直接手を差し伸べることはできず、“達成感”を得にくいこともあるとみている。

 チャイルドラインは、全国40都道府県の70団体(2018年4月時点)が活動。子どもが電話をかけた場所の最寄りの団体につながる仕組みだが、着信率(実際につながった割合)は17年度42・6%にとどまる。受け手のボランティアを十分に確保できていないことも一因とみられている。

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