好天の下、収穫される勝山水菜=2月5日、福井県勝山市

 福井県勝山市の伝統野菜「勝山水菜」が収穫期を迎えている。今年は暖冬で生育が早く、農家は早春の味を届けようと刈り取りに精を出している。

 同市北市、郡町などで栽培されており、通常のミズナより太い茎が特徴だ。秋に種をまき、冬にはしばらく雪の下で育てる。厳しい寒さの中で増す独特の甘みと、ほのかな苦みが茎の部分に詰まっている。

 2月5日の県内は高気圧に覆われ、日中は各地で青空が広がった。勝山市も最高気温が3月中旬並みの10・9度となる中、同市の男性(75)の畑では、長さ40センチほどに青々と育った勝山水菜を1株ずつ丁寧に刈り取った。昨年は大雪の影響で収穫に苦労したが、男性は「今年は大きくなるのが早い。おひたしにして味わうのが一番。お葉漬け、あえ物にしてもおいしい」と話していた。

 収穫は3月下旬まで続き、市内のほか、大野市、福井市に出荷される。

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