逮捕された中学生が所持していた大麻(福井県警提供)

 福井県警組織犯罪対策課は2月4日、大麻取締法違反(所持)の疑いで福井県内の中学3年の男子生徒(15)を逮捕したと発表した。同課によると、大麻関連で県内の中学生を逮捕したのは初めて。生徒は「インターネットで大麻を吸引している動画を見て興味を持った。スマートフォンを使いネットで購入し、自宅の部屋で2~3回吸った」と供述している。逮捕は1月25日付。

 ⇒【写真】中学生が使ったパイプ

 逮捕容疑は1月24日、自宅の自室で乾燥大麻若干量(0・047グラム)を所持した疑い。福井地検は4日、同法違反容疑で生徒を福井家裁へ送致した。

 組織犯罪対策課によると、普段から生徒のことを気に掛けていた母親が24日夜、生徒の部屋でかばんに入ったチャック付きポリ袋と吸煙用のパイプを見つけた。午後10時ごろ、両親が生徒を連れ、「薬物のようなものではないか」とポリ袋とパイプを持って最寄りの警察署に相談。生徒は大麻ではないと主張したが、尿検査で陽性反応が出たため、所持や使用を認めた。25日の家宅捜索終了後、警察署へ任意同行し逮捕した。両親は吸っているところは見ておらず、かばんは学校用ではなかったという。

 生徒は「好奇心で大麻についてネットで検索した。スマホで注文した。購入も吸うのも初めて」「(使用時は)気分が高まっていく感じだった」などと供述。警察署に来る数日前、親に隠れてネットで乾燥大麻を購入し、自宅に届けられていた。パイプは一般的にタバコなどにも使われるもので、県内の量販店で昨年秋ごろ購入。パイプの先に大麻を詰め、火を付けて煙を吸っていたという。

 県警は自分で使うために購入したとみており、転売や友人らへの広がりはないとみている。入手ルートを調べ、購入先については大麻取締法違反(譲り渡し)容疑などを視野に捜査を進めている。

 県内では2014年9月、小浜署などが同法違反の疑いで福井県と京都府の男子中学生2人を書類送検している。

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