【ゆるパブ・オフ会】福井の高校・大学受験は視野狭い?

 「福井の受験」をテーマにおしゃべりを楽しむ「第4回福井新聞オンライン×ゆるパブコラム・オフ会」が1月21日、福井県鯖江市の市環境教育支援センター(エコネットさばえ)で開かれ、県内から公募で集まった約10人が、高校や大学の受験について率直に意見を交わした。その中で出た問題提起の一つは「福井は受験の選択肢が少ない」というもの。確かに高校で言えば県内の学校数は他県に比べ多くはない。偏差値に応じた“見えざる序列”もある。ただ、進路の選択肢が少ないと感じるのは思い込みかもしれない。そんな話を軸におしゃべりはスタートした。

 「嶺北地方はうらやましい。福井高専という選択肢もあって」と切り出したのは若狭町出身の若新雄純・慶應義塾大学特任准教授。「嶺南は自宅から容易に通える距離に併願できる私立高校がないし、高校受験に失敗したら行くところがない」と嘆いた。福井高専は全県1学区になる前から県内のどこに住んでいようが受験できたが、若新さんが中学3年生のときには若狭地区で頭がいい子は地元の進学校を受けるのが当然とされており、中学3年生にとって他の選択肢は知るよしもなかったという。

 それに対し、選択肢の幅は嶺北地方もそう変わらないとの声も出た。福井市の40代男性は「僕たちのときは、頭がいい子は私立高校の特進コースを併願し、学校群(藤島高校か高志高校)を受けるという選択肢しかなかった」と振り返った。偏差値という物差しのみで志望校を決めるのであれば、選択肢の数はそう変わらないという考えだ。中には「受験勉強が嫌いだったから、高校3年間また大学受験を目指して勉強するのが嫌だったので、福井高専に進学した」(20代・鯖江市の学生)と言ってのけるつわものもいたが少数派だった。

関連記事