市税滞納者へ電話で納付を呼び掛ける福井市の管理職=2018年11月8日、福井県の福井市役所

 福井県福井市が2018年11月に実施した管理職による市税滞納整理は、納付率が前年度比4・3%向上し、納付額は約1600万円となった。財政難に苦しむ市は、財政再建のため歳入の確保を掲げ、市税収納率向上を目指している。今回から訪問形式ではなく電話催告に切り替えたことで滞納者に呼び掛ける機会が増え、短期間で効率的な納付に結びつけることができた。

 市は毎年、市税等徴収特別対策本部を設置し、期間を決め管理職による滞納整理を実施。これまでの訪問形式では滞納者が留守の場合に時間のロスが大きく、接触率を増やすために電話催告に切り替えた。

 昨年度の実施期間は16日間で、管理職190人が訪問で催告。接触率(対象者に占める会えた人の割合)は18・7%で納付率は21・2%、納付額は1450万円だった。今回は7日間で195人が電話で催告し、接触率(連絡が取れた割合)は2倍超の43・5%。納付率は25・5%で納付額は1595万円。9日間短い期間で、昨年度を上回る成果を上げた。

 市納税課によると、平日の相談や問い合わせが例年より増え、「電話催告でまず窓口への誘導に注力してもらえた成果」とする。同時期に夜間・休日納税相談窓口を開設したことも一因だという。

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