「悪い子はいねーか」と迫る鬼に泣きじゃくる子ども=2月3日、福井県福井市北四ツ居2丁目

 鬼にふんした住民が子どもを脅かし、健やかな成長を願う「なまはげ」が2月3日、福井県福井市北四ツ居1、2丁目であった。太鼓を響かせて「悪い子はいねーか」と叫ぶ鬼に、子どもたちが涙を流して「いい子になります」と誓った。

 秋田県に伝わるなまはげを模した行事で、北四ツ居壮年会青年部が毎年行っている。赤や緑の鬼の面をかぶり、衣装を身に着けた5人が幼児や児童のいる5軒を回った。

 北四ツ居2丁目の山中整骨院には地域内外の親子ら約20人が集合。鬼は「親の言うことを聞いてるか」「あいさつをするか」「うそはついていないか」などと顔を近づけて尋問。子どもたちは号泣したり、逃げ回ったりしながら、うなずいていた。

 青年部長の男性(41)は「なまはげを通して、悪いことをすれば怒られるということを肌で感じてもらいたい。なまはげを経験した子どもたちが大人になって鬼役になり、行事を継承してくれれば幸い」と話していた。

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