伊藤農園が生産する特大のイチゴ「苺愛」。1個1500円と高価だが人気だ=福井県坂井市坂井町木部東

 黒の化粧箱に一つ一つ梱包され、まるで赤い宝石のよう。伊藤農園(福井県坂井市坂井町木部東、伊藤浩一代表)が作る特大のイチゴは甘みが強く果汁たっぷり。1個1500円と高価格だが、初めて商品化した昨年は50個ほど販売し、ホワイトデーのプレゼントなどで人気だったという。今年も1月下旬から販売を始めたが、なにせ希少なイチゴなだけに店頭でお目にかかれるかは「運次第」だ。

 「苺愛(マイラブ)」とのネーミングで昨年2月に発売した。品種は「紅ほっぺ」。伊藤代表によると、一般的な大きさは10グラム程度だが、90グラム以上に育ったイチゴを苺愛として販売する。糖度は16度ほどで、一般のものより5度前後高いという。

 水稲をメインとする伊藤農園は、冬の農閑期の仕事をつくるため、2003年からイチゴ栽培を始めた。苺愛を育てる技術は「企業秘密」(伊藤代表)だが、「育苗の段階で8割方決まる」という。照明を当てる時間を調節し、実がまんべんなく赤くなる工夫もしている。伊藤代表は「サイズが大きいほど甘みは強くジューシー」と話している。

 3月末ごろまで、伊藤農園と福井県あわら市の農産物直売所「きららの丘」で販売している。

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