1300通を超える年賀状が届き、喜ぶティッチー=福井県庁(県提供)

 福井県の公式恐竜ブランド「ジュラチック」が、2月で誕生から丸5年を迎える。ラプトらマスコットキャラクター20体宛ての年賀状は3年連続で1300通を超え、県内外で根強い人気を維持している。県はイベントやオリジナル切手の発行で、記念月間を盛り上げる。

 架空の世界「ジュラチック王国」が、県と姉妹協定を締結したという設定で2014年2月に誕生した。王国に住むキャラクターは、福井で化石が見つかったフクイラプトルの「ラプト」、フクイサウルスの「サウタン」、フクイティタンの「ティッチー」の3体でスタート。翌年にステゴザウルスやプテラノドンといった恐竜をモチーフに17体が追加された。デザインは、日清チキンラーメンの「ひよこちゃん」などを手掛ける中野シロウさんが担った。

 都道府県公認キャラの中では後発組だが、着ぐるみのある初期の3体を中心に県内外のイベントに数多く足を運んだ。特に、サンドーム福井で有名アーティストの公演に“便乗”する形のPR活動が功を奏している。昨年には、韓国の人気男性デュオ「東方神起」のメンバーがラプトのぬいぐるみをSNSに投稿し、大きな反響を呼んだ。

 今年、ラプトら20体宛てに送られてきた年賀状は1341通。県外からは過去最多の34都道府県から168通が寄せられた。公式ツイッターのフォロワー数も約2万人を抱えるまでに至っている。例年この時期に、県内ショッピングセンターのイベントスペースで記念イベントを実施しているが、今年は会場が手狭になったとして、初めてホール内での開催に切り替える。

 記念イベントは3日午後1時開場、同2時開演、同3時終了のスケジュールで、福井市のベルあじさいホールで実施。ラプト、サウタン、ティッチーによるステージショーや、5年間の活動を映像で振り返るコーナー、関連グッズが当たるクイズ大会などが繰り広げられる。テーマ曲「dinosaur(ダイナソー)」を制作した越前市出身のシンガー・ソングライターせりかなさんによるライブもある。

 また、1日からは日本郵便北陸支社とコラボし、オリジナルフレーム切手を販売。82円切手の10枚セットで、キャラクター20体のイラストのほかに県立恐竜博物館、東尋坊といった県内の名所も描かれている。消費税込み1300円で千シート販売。一部簡易郵便局を除く県内207局で購入できる。

 ジュラチック王国事務局の県ブランド営業課によると、ラプトは「3日、みんなに会えるのを楽しみにしているじゅら。これからも頑張って恐竜王国福井を全国にPRするので、応援よろしくじゅら」と話しているという。

関連記事