福井新聞社は2019年8月28日、創刊120周年を迎えます。これまで発行してきた4万1千号を超える新聞の中から、時代を象徴する紙面をピックアップして電子新聞「福井新聞D刊」で紹介します。

 【D刊】紙面で伝えた120年(昭和46年~平成19年)

 ▽1971(昭和46)年

 学生運動が過激化していた時代背景。福井大学が入学式を中止したことを伝えています(4月12日)。

 9月6日には「福井市中心街 無法者が占拠」という驚きのニュース。若者たちが車を暴走させる「サーキット遊び」が社会問題化していたようです。

 「県内の高校 電算機の導入急ぐ」の見出しは9月20日。電算機とはコンピューターのことです。論理的な物の考え方を学べる―といったメリットが述べられています。

 ▽1983(昭和58)年

 1月25日の社会面で紹介されているのは、ダイハツの三輪自動車「ミゼット」がまだ福井県内を走っているという話題。1950年代から生産されていた車。さすがにもう見ることはできません。

 7月14日の経済面に「県内キャッシュレス時代へ」。現在の新聞と見まがうような見出しです。県内にクレジットカードが浸透しつつあることを伝えています。

 ▽1995(平成7)年

 紙面に「インターネット」の文字が登場するようになりました。福井市内の小学校で児童による「インターネットクラブ」が活動しているという話題(11月12日)。現在の30代前半ならば、小学生からネットに触れていたことになります。

 「時代は電子納税へ」(10月6日)「自宅パソコンで24時間買い物」(11月14日)。24年前はこれがニュースでした。

 ▽2007(平成19)年

 団塊の世代(1947~49年ごろ生まれ)の定年がさまざまな問題を引き起こすとされた「2007年問題」が、1月1日の紙面で取り上げられています。

 実際には企業は再雇用などに力を入れ、大きな社会問題とはなりませんでした(4月12日)。社会の高齢化はますます進み、今は団塊の世代全てが後期高齢者となる「2025年問題」がささやかれます。

 ⇒第1弾は明治32年~大正12年

 ⇒第2弾は昭和10年~34年