高校生らにGKのトレーニング方法を講義する升澤圭一朗さん=昨年12月、北海道の札幌新陽高

 福井県福井市出身の慶応大学ハンドボール部主将、升澤圭一朗さん(4年)が自身の経験などを基にゴールキーパー(GK)向けのトレーニング法を開発、ツイッターを中心に動画で発信している。「日本中のGKを守護神にしたい」―。熱いテーマを掲げて普及を目指し、全国出張指導中だ。

 光陽中学校、北陸高校出身の升澤さんはハンドボール歴13年目のGK。大事なポジションだが、専門的な指導を受けられる機会はフィールドプレーヤーに比べて少ないといい、自身が「恵まれた環境で指導を受けてきたことの恩返しに」と、「ますトレ」と題したトレーニング法を開発した。

 2016年10月から発信し、動画投稿サイト「ユーチューブ」、写真共有アプリ「インスタグラム」も活用。縄跳び、チューブを使って体に負荷をかけたり、股関節の可動域を広くするための方法などを紹介している。

 全国行脚は部活動を終えた昨年12月1日、北海道からスタート。大学と行き来しながら徐々に南下し、1月中旬以降は四国、九州の中学、高校などに出向いて理論を解説。特定のコースにシュートを誘導するための位置取り、重心移動といった技術的なアドバイスも行い、指導者や保護者らにも好評だという。

 47都道府県最後の地は古里福井になる予定。2月2日に福井市湊小学校、光陽中学校でそれぞれ午前10時、午後3時から約2時間、小中学生を指導する。

 活動費はインターネットで資金を集めるクラウドファンディングを活用。目標の50万円を上回る約63万円が集まったという。

 「GKというポジションが僕の人間性を育ててくれた」という升澤さん。今春からIT企業への就職が決まっており、将来「ハンドボールには経営者としてかかわっていけたら」としている。

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