記者会見で質問に答える福井ユナイテッドの吉村一男社長(右)。左は福井県サッカー協会の仲倉典克会長=1月26日、福井県福井市の同協会事務所

 サウルコス福井(サッカー北信越リーグ1部)改め、誕生した「福井ユナイテッドフットボールクラブ」。福井県福井市内で1月26日、運営会社の設立会見が開かれた。昨年6月の旧運営NPO法人の資金難からようやく形となったが、具体的なチーム編成については未知数だ。悲願のJリーグ入りに向けてどう強化していくのか課題は多い。

 吉村一男社長は、会社設立の目的として「福井創生とスポーツ文化と県民幸福度のさらなる向上」を掲げ、「福井県、県内17市町がチームをサポートする体制を築くことが大事」と強調。年間予算は1億円ほどを見込み、個人、企業株主をはじめ、クラブ会員の年会費などを資金源にしたいと説明し、多くの県民に関わってもらい、経営基盤を安定させたい考えを示した。

 現在、日本フットボールリーグ(JFL)以上のチームがないのは、福井を含め、高知、和歌山の3県のみ。まずはJFLに昇格し、J3を目指す道筋を作ることが求められる。会見に同席した県サッカー協会の仲倉典克会長は、「福井のサッカーのレベルを上げるためにJリーグチームの存在は不可欠」とサポートしていくことを約束した。しかし、肝心のチームは2月1日に本格始動するが、はっきりした姿はまだ見えてこない。Jリーグのゼネラルマネジャー(GM)経験者が招へいされ立て直し役を務めるが、補強を含めた強化方針は明らかにされていない。

 また今は坂井市丸岡スポーツランドなどを練習場所として借りているが、チーム力を高めるには専用グラウンドやクラブハウスなどハード面の整備なども必要になってくる。人気と実力を兼ね備えたチームをどう作り上げていくのか、経営陣の手腕が試される。

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