2台の書類送検容疑

 福井県鯖江市内の県道で昨年3月、急ブレーキを繰り返すあおり運転を行い、後続車に追突させ軽傷を負わせたとして、運転していた40代男性が傷害の疑いで書類送検された事件で、福井地検は1月25日、同地検武生支部が男性を不起訴にしていたことを明らかにした。車間距離を詰めて前方車に接近したとして自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで書類送検された後続車の40代男性も不起訴とした。関係者によるといずれも起訴猶予。昨年12月28日付。

 起訴猶予は、犯罪の疑いが十分あり、裁判で有罪に向けて立証することも可能だが、特別な事情に配慮して起訴しない場合に適用される。同じ不起訴でも、証拠が足りずに起訴を見送る「嫌疑不十分」や「嫌疑なし」とは異なる。

 鯖江署によると、昨年3月中旬の午後1時ごろ、鯖江市内の片側1車線の県道で、軽乗用車に後続の乗用車が接近。車間距離を詰められたことに腹を立てた前方車の男性が、故意に急ブレーキを2度かけた。後続車は対応しきれず追突。双方の運転手がともに軽傷を負った。

 福井県警があおり運転で暴行、傷害などの刑法を適用したのは初めてで、同署が昨年12月3日に書類送検していた。

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