記者会見で、質問に答えるコインチェックの和田晃一良社長(当時・左)=2018年1月、東京・日本橋兜町の東京証券取引所

 仮想通貨交換業者のコインチェック(東京)から約580億円分の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した事件は26日で1年が経過した。一時は熱狂的な盛り上がりを見せたが環境は一変、取引低迷にあえぐ。大手企業の参入が予定される今年は、業界の信用回復が課題で、離れた利用者を取り戻せるか試される年となる。

 昨年1月26日、コインチェックのシステムの弱さを突かれて、巨額の顧客資産が短時間で外部に流出した。犯人は今も分かっていない。9月にはテックビューロ(大阪)で約70億円分の仮想通貨が流出。安全性への懸念から仮想通貨離れに拍車が掛かった。

関連記事