停電しても点灯する信号機。非常用電源装置を備えている=1月16日、福井県福井市大手3丁目

 停電しても点灯する非常用電源装置付き信号機の設置が福井県内で進んでいない。2018年3月末時点の整備率は2・1%にとどまり、全国40番目。昨年9月の北海道地震で起きた全域停電や、10月の台風24号による静岡県を中心とした広域停電では、信号が消えたことで多数の警察官が交通整理に割かれており、整備の重要性は高まっている。

 県内1908基の信号機のうち、非常用電源装置付き信号機は40基。電源は発電機付きの自動起動式とリチウムイオン電池式の2種類あり、それぞれ22台と18台配備している。福井県警によると、主要幹線道路や原発周辺の道路などに整備を進めている。警察庁の基準に基づけば、県内で設置が求められる交差点は165カ所あるという。

 増設に向けて壁になるのは予算。警察庁によると、通常の信号機に比べ、自動起動式は約230万円、リチウムイオン式は約130万円の上乗せが必要になる。

 信号機を管理する県警交通規制課の池田寛次席は「優先順位を考慮して、必要な交差点には設置していきたい」としている。

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