【越山若水】「予防接種・加湿器を全開・紅茶や緑茶を常飲・人混み避ける・睡眠と食事しっかり―すべてやって先ほどA型と診断されたのが私になります」。この手の投稿がネットで目に付く。まん延するインフルエンザにかかった嘆きだ▼全国の患者報告数は大流行した昨冬のピークの7割に上る。空気の乾燥が理由の一つだろう。静岡県では1級河川が干上がった▼太平洋側のことだと油断できない。福井地方気象台のサイトを見ると、今月福井市の降水量は22日時点で平年の半分に満たない。週間予報は雪マークがあるがその分寒くなるからこれまた要注意▼紙面には学校の閉鎖措置が連日載っている。こんな状況に陥るとどうしても疑問が頭をもたげる。インフルエンザ警報の発令中、なぜ入試のシーズンが盛りを迎えているのかと▼政府の教育再生実行会議は高校教育の大胆な見直しを議論している。多様な興味に応じるため、普通科の細分化を考えていくという。とすると入試の在り方も検討されるに違いない▼それなら時期も再考してはどうか。投稿主のようにインフルエンザは警戒しても感染するときはする。受験生には災厄としかいいようがない▼先週、筆者の家族も発症した。拙宅は受験生がいて、土日曜は試験があったからどたばたの1週間だった。きょうの話には、愚痴も交じっていたことをご容赦願えれば。

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