向當和行署長(左)から感謝状を受け取り「助けられて良かった」と笑顔を見せる伊井ヒロユキさん(中央)=1月23日、福井県警越前署

 福井県越前市内で行方が分からなくなっていた4歳の男児を保護し、早期解決に貢献したとして県警越前署は1月23日、武生工業高校2年生の伊井ヒロユキさん(16)=同市=に感謝状を贈った。

 15日午後5時20分ごろ、歩いて帰宅中だった伊井さんが、自宅近くの路上でうつむいて歩いている男児を発見。雨の中、泣いているようにも見え「何が起きるか分からない」と心配になり声を掛けた。家で傘を取ってきて、男児に自宅の方角を聞いて一緒に向かったという。

 雨が強くなってきたため、5、6分歩いた場所にある公園の休憩所で雨宿りしながら110番通報した。

 同署によると発見される40分ほど前、市内に住む男児の母親から、目を離したすきに家を出てしまったと通報があった。パトカーが出動し男児の自宅周辺を探していたという。男児が見つかった住宅街は自宅から1キロほど離れていた。

 贈呈式が同署で開かれ、向當和行署長が「男児が用水路や踏切に入れば大変な事故になっていた。見つけて保護してくれてありがとう」と感謝状を手渡した。

 伊井さんは5歳の弟がいて、2017年12月に市内の3歳児が川に流された事故の記憶もあり放っておけなかったという。「助けられてほっとした。これからも困った人がいたら声を掛けたい」と話していた。

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