児童ポルノ動画を制作し売買する目的でグループをつくり、福井県内の少女らにわいせつな行為をして撮影したなどとして、男5人(31~45歳)を大阪府警が児童買春・ポルノ禁止法違反などの疑いで逮捕するなど摘発したことが、府警への取材で分かった。グループとは関係のないわいせつ事件を含め、男5人の被害に遭ったのは11都府県にまたがる12~17歳の少女12人。主犯格の男は会員制交流サイト(SNS)を使って福井の少女と知り合い、県内に来て撮影していた。

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 府警少年課によると、低年齢児童への性的嗜好を持つグループ「SCK倶楽部」を立ち上げたのが、主犯格の住所不定、無職伊佐川昭一被告(40)=大阪地裁で公判中。ツイッターなどSNS上で19歳の男子大学生などと偽って少女らと知り合い、相談に乗るなどして親密になり、性的な話を持ち掛け全国へ会いに行っていたという。2017年8月~18年2月、静岡や愛知、茨城の小学6年女児=いずれも当時(12)=や福井の少女ら7人が被害に遭った。

 このうち福井の少女に関する送検容疑は17年、福井県内のホテルでわいせつ行為をし、販売する目的で行為をビデオで撮影した疑い。福岡県北九州市に住んでいた伊佐川被告は、福井県内でレンタカーを借り、少女を乗せてホテルに行った。動画に映った室内の備品などから捜査員がホテルを割り出し、少女を特定した。

 同被告は昨年2月以降、静岡の女児に対する強制性交などの容疑で4度逮捕されている。福井の少女に対しては同4月、福井県青少年愛護条例違反と児童買春・ポルノ禁止法違反(提供目的製造)の疑いで逮捕された。

 SCK倶楽部では、児童ポルノ動画を会員に1本20万~30万円、会員外に1本55万円で販売するなどしていた。会員は20人ほどいて、17年6月~18年2月に約900万円を売り上げたと府警はみている。動画をダウンロード可能にしたり、USBメモリーにデータを入れ郵送したりして販売していた。

 他に摘発された4人もわいせつ動画を撮影、売買したり、買春したりした疑い。

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