北陸新幹線福井県内延伸に関する丹南地域の課題を話し合った越前、鯖江両市議会の行政懇談会=1月21日、福井県越前市のあいぱーく今立

 福井県鯖江市議会は1月21日、同県越前市議会との行政懇談会で、越前市に設置される北陸新幹線南越駅(仮称)の名称に「鯖江」を加えるよう越前市議会に要望した。鯖江市議会は福井駅までの特急存続運動に対する協力も呼び掛けた。

 懇談会は、広域的な課題を協議するために毎年開いている。会場のあいぱーく今立(越前市)には、越前市議会から川崎悟司議長ら10人、鯖江市議会から佐々木勝久議長ら10人が出席した。新幹線延伸に伴う丹南地域の課題を意見交換し、今後のまちづくりで連携していくことを確認した。

 要望は、鯖江市議会の福原敏弘産業建設委員長が「南越駅は県内唯一の新設駅として利便性が確保されるとともに、駅名に眼鏡のまちとして鯖江の名称を入れるよう強く要望したい」と口頭で伝えた。新幹線の駅名は最終的にJRが決定するが、名称を決める議論の中で鯖江市側への十分な配慮を求めた格好。

 合わせて鯖江市議会は、行政と一体で展開している新幹線敦賀開業後の福井までの特急存続を求める運動に対する理解と協力も要請した。

 川崎議長は、越前市議会は2015年9月市議会で特急存続を求める意見書を全会一致で可決していることを説明。新駅名については「開業1年ぐらい前にJRと駅設置の自治体が協議して決めていくと聞いているが、今はまだ白紙の状態」と述べるにとどめた。

 越前市議会側からは、市が示している南越駅周辺の整備計画の概要を説明。鯖江市議から速達型「かがやき」の停車を求める運動の必要性が提起されたのに対し、越前市議会のベテラン市議からは「福井駅周辺の駐車場が少ないため、高速道路のインターチェンジに近い南越駅周辺の駐車スペースを充実させれば、丹南以外からの利用者も見込める」との意見があった。

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