すだれのようにつるされた5色のかき餅=福井県勝山市平泉寺町平泉寺

 福井県勝山市平泉寺町平泉寺で、昔ながらのかき餅作りが最盛期を迎えている。作業場の古民家に5色のかき餅がすだれのようにつるされ、奥越の冬に彩りを添えている。

 伝統食を継承する地元住民でつくる会社「六千坊」が1月10日に作業を始めた。有機栽培したもち米を蒸して餅をつき、ヨモギで緑、桜エビで赤、ウコンで黄、古代米で紫に色付け。黒ゴマ入りの白と合わせ、5色がそろった。

 作業歴50年近い杉山愛子さん(80)らが短冊状に切り、20枚のかき餅をわらで手際よく1連に結わえた。室内にズラリとつるされた光景は風情たっぷり。2週間ほど乾燥させて完成する。

 六千坊代表で平泉寺区総代(区長)の大久保満さん(67)は「熟練の技と伝統の味をこれからも残していきたい」と話していた。作業は1月下旬まで続き、約1200連を作る。27日の勝山年の市で販売する。1連750円を予定している。

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