骨髄移植などの提供者(ドナー)登録を呼び掛ける説明員が、福井県内で不足している。日本骨髄バンク(東京)によると、全国で計1150人が活動しているのに対し、県内はわずか3人。若い世代への働き掛けなどドナー登録を増やす取り組みに説明員は不可欠で、同バンクは希望者を募っている。

 説明員は、主に献血会場などで登録会を企画し、訪れた人に協力を呼び掛ける。関心のある人に登録や移植の流れを説明したり、質問に答えたりして、登録手続きに結びつける。他県では、ボランティア団体やライオンズクラブなどが組織的に説明員を担う場合が多い。

 福井県内の説明員3人のうち1人は、同バンクのコーディネーター。移植希望の患者と白血球の型が一致しドナー候補者になった人やその家族を支え、医療機関と橋渡しする立場で、同バンクは「本来はコーディネーターの役割に専念してほしい」と指摘する。

 同バンクによると、県内のドナー登録者は2148人(11月末現在)。年代別にみると、18、19歳が0.14%(全国平均1.0%)、20代は7.4%(同14.9%)で特に若い世代の登録が少ない。登録は55歳で自動的に取り消されるため、2017年度は新規登録者54人に対し、取消者が103人と大幅に上回った。登録会の少なさが一因とみられている。

 同バンクは、県内在住の18~50歳で自家用車で移動でき、主に福井市で月2、3回以上活動できる人を対象に、説明員を募っている。医学の専門知識は必要ない。説明員には活動費として1日当たり2千円と交通費(実費)が支給される。

 写真付きの履歴書と応募動機(300字以内)を郵送する。書類審査や電話での個別審査の上、県内で座学研修や登録会の実地研修を受ける。受講無料。締め切りは1月31日(必着)。

 申し込み、問い合わせは〒101―0054、東京都千代田区神田錦町3の19、廣瀬第2ビル7階、日本骨髄バンク「広報渉外部ドナー登録会担当」=電話03(5280)1789、FAX03(5280)0101。

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