第37回全国都道府県対抗女子駅伝で、晴れ晴れとした表情でゴールする福井の9区平井恵=1月13日、京都府京都市の西京極陸上競技場

 第37回全国都道府県対抗女子駅伝は1月13日、京都府京都市の西京極陸上競技場発着の9区間、42・195キロで行われ、福井は2時間25分35秒で41位だった。

 ラスト80メートル。サングラスを外したアンカー平井恵の顔はすがすがしい。「とにかく感謝。最後は元気な姿を見せたかった」。両手を広げ、力強くゴールに飛び込んだ。着順は41位。結果は伴わなかったが、平井は晴れやかな表情で振り返った。「1区からずっと粘っていた。全員の思いがつながった良いレースでした」

 小浜第二中学校時代から数えて、今回が15度目の都道府県駅伝。福井を長年引っ張ってきたが、これが最後の都大路と決めていた。「思い入れのある大会」。だからこそ、ラストランは「結果も大切だが楽しみたかった」。

 そうは言っても、レースが始まれば勝負師の心に火が付いた。42位でたすきを受け取ると前方の2人をすぐに捉え、後半まで冷静に併走。ベテランらしい走りで順位を一つアップ。2カ月前に腰を痛めたが「走り始めたら不安はなかった」と最長区間10キロを駆け抜けた。

 大黒柱の引退により、福井の女子長距離界は転換期を迎える。4年連続40位台に沈む中、浮上は簡単ではないだろう。それでも堀監督は「順位だけ見ればよくないが、高校生がよく頑張った。来年につながる」と前を向く。次期エースの大同美空も「平井先輩に続く。これからは私が福井を引っ張る」と決心。今大会を経験した若手たちが中心となり、レベルアップにつなげていきたい。

関連記事