アニメ『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』に出演する古賀葵 (C)ORICON NewS inc.

 MBSやTOKYO MXなどで12日から放送されるアニメ『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』。天才が集う学園を舞台に、生徒会で出会った副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行の恋愛における駆け引きを頭脳戦として描いたラブコメで、プライドが高くて素直になれない2人が「いかに相手から告白させるか」を考える姿が描かれる。その主人公・かぐや役をデビュー5年目の新人声優・古賀葵(25)が担当。「役を掴むのは実力だけではない運も大事。楽しいことや辛いこともあった」と話す彼女に今作の意気込みを語ってもらった。

【写真】キュートなガッツポーズで主演として意気込む古賀葵

■アニメ出演数増え培われた演技力 新境地のキャラで主演「新しい一面を見せられる」

 原作を読んだ時、『こんなに面白いラブコメディー漫画は久しぶりだな!』と感じていて、オーディションの話が届いた時は「絶対にやりたい!」と思いました。合格の連絡をいただいた時は外にいて工事現場の近くだったのですが、その騒音に負けないくらい「よっし!!」と喜びました(笑)。その後、お母さんにも「主演で出演することが決まったから、楽しみにしていてね!」と伝えました。日頃から両親と連絡は取っているのですが、「オーディションで悔しい思いをしたよ」とか苦労話もしていたので、安心させる意味も込めて最初に連絡をしました。なので、古賀家にとってすでに特別な作品とキャラクターになっています。

 私が過去にやってきた役はポソポソしゃべるおとなしい子や、気が強い子などが多くて、かぐやみたいな“見た目がクールでお嬢様”は初めて。ファンの方に新しい一面を見せられるといいなと思います。彼女は脳内で、人を寄せ付けない人格の「氷のかぐや」、知能レベルが低下した「アホかぐや」など色んな人格を出していくので、かぐやの色んな顔を見てもらえるかと。今、私にできる集大成的なキャラクターですね。昨年は多くのアニメ作品に出演することができ、現場で先輩方の演技を見る機会が多くたくさん学ぶことができました。なので、積み重ねてきたものが活かせればと思います。

■役と向き合う時間で感じる主演のプレッシャー

 現場はみなさん温かくて優しい雰囲気です。各グループで別々に会話をしているのではなく、ブースの中全員で仲良く話しています。かぐやはせりふが多くて、NGを出して録り直しをすることもあるのですが、それでも「気にしないで」と、温かい言葉をかけてくださるので救われる様な気持ちと、その言葉に甘え続けてはいけないと感じています。今はまだまだ共演者の方々に引っ張って頂いている部分が多いのですが 、私自身からアクションをして現場を引っ張って行けるようになる事が今後の目標です。

 主演を務めることは自身の代表作になるわけで、声優にとって一つの目標。真ん中に立って座長となり作品の顔になる。収録だけではなく、プロモーションで各地のイベントに出演するという仕事もあるので大変なのですが、作品が評価されることが自身の評価にも繋がるのでやりがいを感じます。特に役と向き合う時間が増えるので、必然的に作品とキャラクターが特別な存在になるんです。当たり前なことだと思いますが、主演を務めて一番実感したことです。

 昨年はありがたいことに多くのアニメに出演させていただきました。ただ、メインキャラクターを務めることは少なかったので、「来年は絶対、主演作品を射止めたい!」と強く思っていたんです。なので新年一発目から主演を務めることは本当にうれしかった。でも、多くの原作ファンがいるということは注目度が高い作品。もうひとりの主人公・白銀御行役を担当する古川慎さんも一緒だったので安心感はありましたが、主人公を演じることはうれしさと重圧、責任感を改めて感じます。

■デビュー5年目で感じる声優業「楽しいことや辛いことも…」 実力だけはでない運

 まだまだ声優になって5年目の新人ですが、振り返ると「楽しいことや辛いこともあったな」と感じます。役をつかむにはオーディションがあって、中には3次、4次審査があり歌や自己PRをするという多くのプロセスがある。感じるのは「ただうまいだけでは役はつかめない」ということ。「これは私にピッタリな役! 手応えがある」と思ってもご縁がないことは多々ある。実力だけではなく運も大事な要素で、一つの役をつかむのは小さな役でも、おおげさですが運命なんです。

 ほかの作品になりますが、楽器を演奏してバンドを組むアニメがありました。そのアニメにはドラムを叩くキャラクターがいて、私は別の役でオーディションを受けていたのですが、ドラムが叩けるということもあり起用していただけました。あと、私は佐賀県出身なので「方言話せます!」と、自分から発信していたんです。そうしたらそういう仕事がいただけたりして。なにが仕事に繋がるかわからないので、自分が興味あること、特技を伸ばすことは大事だなと思いましたね。声優は高校生の時から本格的に志したので、「何が仕事に繋がるかわからないから、色んなことに興味持って!」とあの頃の自分に言いたいです。

 高校時代は目立つ方ではなかったので人前に立つことは苦手だったんです。でも、そういう自分が嫌で声優になりたいなと。声優は映像を通して自分とはまったく違う者になれるわけで、そこに興味を持ちました。今はこうして夢を叶えることができましたが、厳しい世界だと実感しましたし、その中でも吸収できることは吸収して学んでいかないと取り残されるので、日々勉強です。

【放送情報】
MBS:12日より毎週土曜深夜2時8分から
TOKYO MX、BS11、群馬テレビ、とちぎテレビ:12日より毎週土曜深夜1時30分から
中京テレビ:12日より毎週土曜深夜2時29分から
テレビ新潟:12日より毎週土曜深夜1時55分から ※初回は深夜2時25分から

(c)赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会

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