労災で家族を亡くした人が受け取る遺族年金も、支給額の算定に毎月勤労統計が使われている。統計の不適切な調査で支給額が不当に低く抑えられていたことに、遺族は「あまりのずさんさに怒りを覚える」と憤りを隠さない。

 全国過労死を考える家族の会の寺西笑子代表は「国の基準で労災と認められるだけでもハードルが高いのに、ようやく認定されても間違った補償をされていた」と指摘。「15年間も放置されていたことが一番の問題。誰かがおかしいと気付けば声を上げられ、周知されるような仕組みを国は作るべきだ」と訴えた。

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