一時退出実験の導入後に客足が伸びている「道の駅若狭おばま」=福井県小浜市和久里

 舞鶴若狭自動車道の小浜インターチェンジ(IC)近くにある「道の駅若狭おばま」(福井県小浜市和久里)の本年度入り込み客数が2018年末時点で47万人を突破し、舞若道が全線開通した14年度に迫る好調ぶりとなっている。同駅は18年3月から一時退出時の料金据え置き実験の対象となっており、担当者は「案内看板の効果と利便性が高まったことが大きい」とみている。

 同駅は小浜ICの南西約300メートルにあり、第三セクター「まちづくり小浜(通称・おばま観光局)」が市の指定管理者として運営している。

 同社によると、舞若道が全通した14年度の入り込み客数は55万7600人を記録。以降は年間48万~49万人で推移してきたが、本年度は18年12月末時点で47万3千人に上り、「14年度並みのハイペース」(同社)となっている。特に8月は月間最多を更新する7万5500人に上るなど、本年度の12月末までの総数は前年度同期比でも17%増と好調だ。

 国土交通省が導入した一時退出実験は次世代型の自動料金収受システム「ETC2・0」を搭載した車が対象。小浜ICを降りて同駅に立ち寄り、1時間以内に同じ方向に再進入すると、ICを素通りした場合と同じ料金に据え置かれる。

 休憩所やトイレ、物販施設がある同駅は11年3月にオープン。市は敷地を拡張してバスターミナル機能を強化する計画を立てている。同駅の担当者は「舞若道の上下線の複数箇所に案内看板ができ、その宣伝効果が大きいのではないか。今後も重要な交通結節点として魅力ある道の駅にしていきたい」と話している。

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