男らと共謀して高齢女性から現金600万円をだまし取ったとして、滋賀県警彦根署は1月9日、詐欺の疑いで福井県敦賀市、同市児童家庭課の臨時職員の女(23)を逮捕した。同署によると、特殊詐欺グループの「受け子」とみられる。臨時職員女は「分からない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は昨年3月1日、氏名不詳の男らが滋賀県彦根市内の無職女性=当時(76)=に対し、息子や息子の会社上司を名乗って複数回電話し「会社のかばんを落とし、取引先に750万円を振り込まないといけない。600万円を用意できないか」などとうそを言い、同日午後5時ごろ、臨時職員女が上司の息子を装い大津市のJR石山駅周辺の路上で女性から現金600万円をだまし取った疑い。

 同2日に被害届を受けた彦根署が駅周辺の防犯カメラ映像を調べるなどして臨時職員女が浮上、福井県敦賀市内で逮捕した。

 敦賀市総務課によると、臨時職員女の採用は事件後の昨年5月1日。市内の沓見児童クラブの指導員として放課後に訪れる児童らを預かっていた。1月8日まで通常通り出勤していたという。

 池澤俊之総務部長は「逮捕されたことは遺憾。事実関係を確認した上で厳正に対処する」と話した。

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