インタビューに答えるファジアーノ岡山のDF下口稚葉=岡山県岡山市の政田サッカー場

 選手としても、人間としても一回り大きくなる―。J2ファジアーノ岡山のDF下口稚葉はプロ2年目の昨季、念願のリーグ戦デビューを飾り充実した1年になった。「今年は自分にとってターニングポイントになる年」と前を見据える。

 リーグ戦12試合に出場したが、あまり勝利につなげられず、力不足を痛感した。一方で、本職のセンターバックのほか、右サイドも経験し新たな視点も備わった。自信のある走力と、体を張ったプレーで「攻撃もできるDF」を追求し、シーズン通しての出場とJ1昇格に貢献する覚悟だ。

 サッカーをするために中学で福井を飛び出した。「小学校から職業にしたいと思っていた」と意志を貫いた。プロになり性格は明るくなった。プレーにも自分なりの色を出せるようになった。

 ピッチ以外では「違う職種の人と話す機会が増えた。みんな人生を懸けて仕事をしていることが分かった」という。人間性の面でも成長したいと視野を広げる。

 「夢が現実になる姿を見せたい。プロを身近に感じてもらえれば」と笑顔で話す。古里福井のサッカー少年にエールを送ることも忘れない。

 ■下口稚葉(しもぐち・わかば) 幼稚園の時に福井市中央FCに入団しサッカーを始める。日本サッカー協会の中高一貫によるエリート教育機関「JFAアカデミー福島」に福井県勢として初合格。春山小学校卒業後、県外で生活する。U―15、U―16日本代表を経験。2017年、J2ファジアーノ岡山に入団。身長178センチ、体重72キロ。福井県福井市出身。20歳。

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