餅をまいて豊漁と海の安全を願った「舟祝」=1月2日、福井県福井市白浜町の白浜漁港

 新年の豊漁と海の安全を願って餅をまく福井県福井市白浜町の正月行事「舟祝」は1月2日、白浜漁港で行われた。集まった住民ら約50人に向け、船主らが漁船から餅を投げ込み、威勢良く年の始まりを祝った。

 舟祝は集まった人を魚に見立て、まき餌のように餅をまく伝統行事。白浜町は島根県から大名の一族が移り住んだと伝えられ、集落を形成した約450年前から続いているという。

 この日は大漁旗や松で飾り付けた5隻に各船主やその家族らが上がった。お神酒や塩、米で船を清めた後、大小の餅などを次々と船を囲んだ人の輪に投げ入れた。

 船主の男性(71)は「今年も豊漁を期待したい」と笑顔で話した。丸餅2個を手に入れた小学生(9)は「お雑煮にして食べたい」とうれしそうに話していた。

関連記事