JR福井駅西口の中央大通りと福井駅前電車通りに挟まれた三角地帯の再開発計画案

 福井県福井市のJR福井駅西口の中央大通りと福井駅前電車通りに挟まれた「三角地帯」の再開発で、建物の配置イメージが12月27日までに明らかになった。北陸新幹線延伸を見据え、交流人口の受け皿となるホテルやオフィス、ホールの業務・交流機能を建物の駅側に配置。低層は特に電車通り沿いに商業・サービス機能を集中させる。

 「三角地帯」の再開発は、ユアーズホテルフクイ一帯の駅前電車通り北地区A街区(建築面積約5千平方メートル)と、西端の通称「丸の内」区域に当たる同B街区(同約980平方メートル)から成り、それぞれの準備組合が計画を進めている。開業時期は北陸新幹線が県内に延伸する2023年春をめどとしている。

 建物の配置イメージは、12月の近隣住民向け説明会などで案として提示された。市は19日に公告した都市計画の原案に区域や用途を示した。

 A街区は、市が「にぎわい軸」と位置づける電車通りに面した低層部を中心に、商業フロアを集約する見通し。高層部は、東側にホテル(約250室)、オフィス、ホール(千人規模)を設ける。中央に駐車場(約300台)、西側にマンション(約170戸)を建設する。延べ床面積約6万7千平方メートル。

 B街区は、低層に商業フロアを配置し、高層は生活利便機能を持たせる方針。サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)やクリニックを整備する案が挙がっており、今後の事業計画策定の段階で具体的に検討していく。延べ床面積約4400平方メートル。

 電車通り沿いは、県庁入口交差点と電車通りを結ぶ市道の車道廃止に伴う歩行者専用通路整備と、歩道の拡張によって、歩行者の回遊性を高める。A街区には、東端に約500平方メートル、西端に約400平方メートルの広場を設ける。

 市は、都市計画の原案の住民向け説明会を27日夜に開いた。年明けに案を公告して2週間の縦覧期間を設けた後、県と市の都市計画審議会の了承を受け、年度内に決定する予定。19年度以降、準備組合に加入する地権者らは事業計画を策定し、再開発組合の設立を目指す。

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