福井県迷惑防止条例の改正点

 盗撮者には常習性が認められるケースが多い。撮影には失敗したものの、カメラを向ける行為を新たに禁じた改正条例で摘発された男の公判が福井地裁であり、その常習性が明らかになった。

 今年の春、午後6時半ごろ、福井市内のドラッグストアで、20代女性が商品棚を見ていると、背後からシャッター音が聞こえた気がした。振り向くと、動画撮影しようとスマホを手にしゃがむ30代の男。過去にも盗撮で罰金刑を2度受けていたが、わずか1年での再犯だった。妻にもばれ、二度としないと誓っていたのに、「盗撮したい」という欲求を抑えきれなかったという。「仕事や生活などのストレスで衝動的にやってしまう」と語った。男は執行猶予付き判決を受けた。

 県警によると、昨年以降の摘発65件のうち、スマホを使った盗撮は53件と全体の8割以上を占める。生活安全企画課の担当者は「簡単に盗撮でき、被害に遭っていることに気付いていないことも多い。県民が安心して生活できる社会を維持するため、厳しく取り締まる」と話した。

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