受験勉強は丸暗記しか記憶にない

ゆるパブリック理事の若新です。この前、福井のとある中学3年生とおしゃべりしていたら、年末年始は受験勉強のことで頭がいっぱいだぁと言って嘆いていました。僕は嶺南出身なので、高校受験事情はちょっと特殊(?)でしたが、いずれにしても、県内の多くの中学生は、高校選びで人生はじめての受験を経験するんだと思います。本格的な競争社会の入り口です。

高校受験の勉強といえば、覚えているのは、とにかくひたすら「暗記」することを求められたなぁということです。はっきり言って、中学の時は、勉強≒暗記だったといっても過言じゃなかったような印象です。そして、勉強がつまらないものになってしまったのも、ちょうどその頃からでした。

中学に入ると、校内テストの成績表が渡されるようになり、そこには順位を記される欄がありました。最初のテストは4月の入学時に行われ、小学校時代の学力を測るというような趣旨のもので、校内順位は生徒たちには公表されませんでした。ところが、残念(?)なことに、当時の中学校の先生が、同じ町内で学校の先生をしていたうちの父親に「お前の息子、最初のテストで1番やったで」というような話をこっそりしたようで(さすが田舎の先生界隈)、おしゃべりな父親はそんなこっそりルールをぶち壊して、僕にうれしそうに「お前は1番らしいぞ」と報告してきました。そして、「1番だと親は喜ぶんだな」という強烈な印象とともに、僕の競争と比較に縛られる人生がはじまりました。

ところが、その後の一学期の校内テストで、決して点数は悪くなかったと思うんですが、校内順位は5番か6番くらいという結果でした。理由は単純で、指定されたテスト範囲をなめ回すような「テスト勉強」をちゃんとやらなかったからです。そして、その必要性もよく分かりませんでした。だって、小学生のときは、「テストのための勉強」なんて一度もやったことはありませんでしたから。そして、その順位を見た父親は激しく落ち込み、「恥ずかしくて人に言えない…」という父親史上最凶の迷言を息子に浴びせてきました。当時の僕は、自分の存在価値が危ぶまれるような恐怖を感じました。「僕は、1番じゃないと価値がないんだ」と、本気で危機感を覚えました。

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