勝山市繊維協会が昨年行ったせんいまつり=2017年10月、福井県勝山市昭和町1丁目

 勝山市繊維協会(福井県、小泉信太郎会長)が11月末に市内で開いた臨時総会で「休眠」を決議し、活動を停止することが12月28日までに関係者への取材で明らかになった。財産なども処分する方針で、事実上の解散とみられる。今後、協会が行っていた事業は勝山商工会議所などが引き継ぐ。

 同協会は1982年に市内の繊維関係企業、各種組合などで設立。地元の繊維産業をPRするイベント「せんいまつり」をメイン事業に、奥越特別支援学校(同市)などでの繊維教育活動など市の基幹産業の振興発展に寄与してきた。

 ただ繊維産業の衰退などで近年は会員数が減少。直近では15企業・団体にとどまり、資金面や人材面で組織を継続するのが困難になっていた。

 11月30日に開かれた臨時総会で小泉会長が組織活動の休眠を提案。会員からは特に反対などはなく提案が決議された。

 関係者によると、テントなどの財産の処分については来春に市内のNPO法人に無償貸与する方針。事業費として市から約220万円(本年度)の補助金を受け行ってきたせんいまつりは勝山商工会議所、繊維教育活動は市内NPOが引き継ぐ方向で調整している。

 小泉会長は「事業そのものはNPOなどにやってもらうなど(協会としては)当事者能力がなくなってきていた。(協会を)なくすと若い世代に申し訳なく、休眠という選択肢を取った」と話している。

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