雑煮用などの餅作りに追われる従業員ら=12月28日、福井県福井市西開発1丁目の越前笹木餅

 新年を前に、福井県内の餅店で雑煮用などの餅作りがピークを迎えている。作業場に所狭しと並べられた出来たてつやつやの餅が、おいしそうな香りを漂わせている。

 福井市西開発1丁目の「越前笹木餅」は12月28日から、従業員7人と臨時のアルバイト15人が24時間態勢で1日約2万個の餅を作る。作業は大みそかの早朝まで続き、午前中いっぱい店頭販売する。

 普段の10倍以上の1日約800キロの県産米を使用。せいろで蒸し、機械でついた熱々の餅を直径約8センチの丸餅に成形する。手際よく粉を振り、トレーなどに並べ、冷ましてから箱詰めされる。

 大豆、昆布、エビをそれぞれ混ぜ込み、かまぼこ状に成形して切り分けた「斗棒餅(とぼもち)」なども販売している。

 笹木裕和社長(59)は「新年の始まりはお雑煮から。家族そろって食べていただき、よい年にしてほしい」と話していた。

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