即興型英語ディベート全国大会で優勝した(左から)高崎千実さん、城戸明日香さん、澤崎遥夏さん=12月25日、福井県福井市の藤島高校

 高校生の第4回即興型英語ディベート全国大会が12月22、23の両日、東京大学で開かれ、福井県立藤島高校(福井市)が初優勝を果たした。今春創部した同校SSH国際教養部の部員3人で「部活を立ち上げ、毎日練習を続けてきた成果が発揮できてうれしい」と喜んでいる。

 大会は、英語の発信力向上やグローバル人材育成を目的に即興型ディベートの普及に取り組む「パーラメンタリーディベート人財育成協会」が開き、全国から64校が出場。3人1組のチーム戦で、藤島高は部長の澤崎遥夏さん、高崎千実さん、城戸明日香さん(いずれも2年)で臨んだ。

 即興型ディベートは競技15分前に論題と肯定・否定側が決められ、2校が議論する。予選リーグを突破し、8校によるトーナメント戦を勝ち進んだ藤島高は決勝で渋谷教育学園渋谷高校(東京)と対戦。「米国の保護貿易主義は米国に利益よりも害をもたらす」の論題について、肯定側に立ち「長期的に見ると対外貿易を断つことは自国経済の衰退につながる」などと論じた。審査員7人が説得力などを判定し、6―1で勝利した。

 藤島高の3人は15、16日に福井市で開かれた「準備型」の全国高校生英語ディベート大会でも決勝に進出したが、惜しくも準優勝に終わった。澤崎さんは「この前はすごく悔しかったので、決勝で勝ち切れて安心した」と喜び、ともに練習を重ねた国際教養部の部員たちにも感謝した。

 関東の中高一貫の私立校が多く出場し、北陸3県からの参加は同校のみ。3人を指導した三仙真也教諭(34)は「英語力に加え、社会的な問題に関する知識、論理的に立証する力、多面的な思考力など普段から培ってきた力を発揮してくれた」とたたえた。

 藤島高は1月18~20日に大阪府で開かれる世界大会に日本代表として出場する。

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