国道8号線の道路左側に設けられたチェーン着脱場=福井県あわら市笹岡、2018年12月18日

 今冬から大雪が予想される時は、高速道路や国道でスタッドレスタイヤも含めチェーンを付けていないと通行できないチェーン規制が導入される。福井県では国道8号線があわら市笹岡-同市熊坂間が指定された。北陸自動車道も丸岡IC-加賀IC間と今庄IC-木之元IC間も区域となる。特に国道8号線は生活道路として使ってる人も多く、今冬実際に規制が行われるか注目されている。8号線の規制区間を実際に走って動画に記録するとともにグーグルアースを使って地図上でも再現した。

 実際に走ったのは福井県あわら市北から国道8号線に入り福井・石川県境を通り石川県加賀市熊坂町まで。あわら市笹岡から同市熊坂まで3・2キロの規制区間を通り、さらに県境の牛ノ谷峠を越えて石川県加賀市熊坂町まで約8キロ走り動画撮影した。

 国道8号線は2018年9月に坂井市丸岡町玄女からあわら市笹岡までバイパスが完成しているため最初は片道1車線ではあるが快適なドライブ。笹岡でチェーン着脱場の予告表示が見えたと思うとすぐに国道横に新設された着脱場が見える。ここから先は大雪でチェーン規制が行われたら、スタッドレスタイヤを付けた4輪駆動車でも通行してはいけない。

 少し進むと新しい道路が終わり元の8号線になる。今冬の大雪の影響か道路が傷んでいて車の振動が大きくなる。北陸自動車道と交差した後、熊坂の集落を通過した。この地区の人はチェーンを付けずにあわら市役所や福井市などへは脇道を通って大きく迂回していかなければならない。北陸自動車道へ向かう交差点近くにチェーン着脱場となる国土交通省の施設が見えて3・2キロの規制区間は終わる。

 規制区間を通過した後さらに石川県境へ向かう。道は緩やかに上がっていく。左側に北陸自動車道としばらく並行して走り牛ノ谷峠に向かう。牛ノ谷峠は急坂が続き連続180ミリの雨で通行止めとなる。こちらの方がチェーン規制すべき道ではないかというのが通行しての実感だ。国土交通省福井河川国道事務所の説明ではこの区間は融雪装置もあり、石川県と連携して除雪に力を入れるので規制から外したという。ただ峠全体に融雪があるわけではない。

 ただドライバーからすると福井から石川側に向かうときは規制区間が終わりチェーンを外したと思ったら雪の峠道を上がっていくのは違和感を感じそうだ。

 逆に石川から福井に向かうときは難所の牛ノ谷峠を越えたと思ったらチェーン規制となるのも納得いかないかもしれない。チェーン規制には着脱場の確保も条件で、部分的な融雪区間など諸条件を考え、とりあえず大規模な立ち往生が発生した福井県だけで規制区間を定めたのではと推測してしまう。

 グーグルアースを使っても同区間を走った動画を作成した。グーグルの地図がまだ新しいバイパスに対応していないため途中までは工事中の道路上を通り途中で国道に合流して進む。グーグルの地図がやや高低を強調して作っているためか規制区域から外れた牛ノ谷峠の道の登り下りがよくわかる。道路をドローンを使って見下ろしているような風景が広がる。

 福井地方気象台の週間予報によると28日から冬型の気圧配置が強まり日本海側を中心に荒れた天気になり大雪の恐れもある。【Dのコラム】

【Dのコラム】は週1回福井新聞「D刊」に掲載しています※

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