気象庁が作成した5キロ四方の降雪量イメージ図

 2019年度政府予算案で2月の福井豪雪や1月の首都圏での大雪を受け、気象庁は降雪に関する情報の改善を図る。システムのプログラム開発のため、2019年度予算に千百万円を計上した。福井県内をはじめ日本各地を5キロ四方ごとに細分化し、降雪量を予測する。来冬からの運用を目指す。

 近年、記録的な降雪が発生し、大規模な車の立ち往生や渋滞が起きている。このため、大雪時に特定区間で車のタイヤチェーン装置を義務付ける国土交通省の対応に合わせ、気象庁も対策に乗り出す。

 気象庁は現在、地域気象観測システム(アメダス)などの観測所ごとに積雪や降雪量を測り公表。県内は7カ所で観測している。観測所ごとの「点」による方法を、5キロ四方の「面」による細分化を図る。

 降雨予報では1988年から1キロ四方に細分化して解析雨量を開始。ホームページなどで運用を始めている。

 新事業では現在のシステムを向上させ、ソフトウエアを改修する。5キロ四方に細分化して積雪、降雪量を把握する。24時間降雪量の予報を現在の2日先から3日先まで伸ばす。21年度からは、5キロ四方で1時間ごとの降雪量を6時間先まで予測する「降雪短時間予報(仮称)」を導入する方針だ。

 気象庁は「現在の積雪や今後の降雪量を踏まえた広域迂回路の判断が可能になる」としている。

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