来春の福井県知事選への出馬を表明している前副知事の杉本達治氏(右)、現職の西川一誠氏(左)

 来春の福井県知事選を巡り自民党福井県連は、前副知事の杉本達治氏(56)に県連としての推薦状を交付する方針を固めたことが12月22日、関係者への取材で分かった。新体制発足に合わせて25日に開く執行部会で決定する。県連は党本部に推薦を求めているが、判断がまだ出ていない。このため、県連の推薦状交付で杉本氏を支持する姿勢を強くアピールし、党本部に早期の推薦決定を促す狙いがあるとみられる。

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 だが、5選を目指す現職の西川一誠氏(73)を支持する声は根強くある。杉本氏の関係者は「党本部への推薦上申を決めた段階で、県連レベルで推薦したのと同じ。県連の推薦決定で西川派の動きを封じ込めたい」とするものの、かえって反発を招く可能性がある。県連の杉本氏への推薦状交付が決まれば、分裂選挙は決定的になりそうだ。

 県連執行部は15日の定期大会で、山崎正昭会長を除く全員が退任した。新たな陣容は公表されていないが、関係者によると、新体制には西川派の県議が含まれず、幹事長や総務会長、政調会長など主要な役職は杉本派で固められる見通しという。

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