片町から出てきた車を止め、飲酒運転していないか調べる福井署員ら=12月21日午前1時20分ごろ、福井県福井市

 飲酒運転の根絶に向け、福井県警福井署などは12月21日未明、福井市の繁華街・通称「片町」を包囲して飲酒検問を行った。出口となる道路22カ所すべてに警察官が立つ異例の態勢を敷き、酒気帯び運転3件を摘発した。うち2件は女性の同乗者がおり、運転者が飲酒していると知りながら乗っていなかったか捜査している。

 福井署管内では今年、飲酒運転による交通事故が40件以上発生し、約3割が片町での飲酒後だった。検問では福井署と県警交通指導課、交通機動隊の警察官53人とパトカーなど15台を順化1、2丁目に配置。午前0時から2時間で約300台を調べた。

 摘発された3人はいずれも男性で、「運転代行がつかまらず待てなかった」「家が近いから」などと話しているという。うち2人の呼気からは基準値の3~4倍のアルコールが検知された。

 片町では19日深夜、飲酒運転とみられる男の乗用車が電柱に衝突する当て逃げ事故も発生している。福井署の小林修交通官は「これだけ厳しく取り締まっているのに、いまだに連日のように飲酒運転者がいる。今後も取り締まりを強化し、根絶を目指す」と話していた。

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