高値で競り落とされた「香福茸」=12月21日、福井県越前市矢船町の武生青果

 福井県内の生産者が栽培したジャンボシイタケ「香福茸(こうふくだけ)」が12月21日、越前市矢船町の武生青果に今季初出荷され、最高ランクの1箱は6個入りで5万円の値がついた。

 香福茸は県産原木シイタケのブランド。中でも▽かさの直径8センチ以上▽肉の厚さ3センチ以上―など厳しい条件をクリアした最高級品の初出荷はこの1箱のみだった。

 基準に一歩届かない品は「香福茸 銀ラベル」の名で5箱出荷され、それぞれ1万円で競り落とされた。また、銀ラベルよりさらにかさが小さいものを今年から「香福茸 姫」として販売し、来週初めて競りにかける。この日は仲買業者らの試食用に配布された。

 県しいたけ生産連絡協議会・香福茸生産部会長の姉崎敏明さん(70)=越前町=によると、気温が高い日が続いたため生産が遅れ気味。「やっと生育に適した寒さになった。出荷できて一安心」とほっとした表情で競りを見守った。

 出荷は来年1、2月にピークを迎え、3月末まで続く。最高ランクだけで昨年度の1・5倍となる約200キロの出荷を見込んでいる。

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