フォーム修正のため柔道の体の使い方を学ぶ鈴木翔太投手(右)と高岸佳宏さん(右から2人目)=12月16日、福井県敦賀市武道館

 プロ野球中日の鈴木翔太投手(23)が12月16日、福井県敦賀市武道館を訪れ、柔道の動きを生かしたトレーニングを行った。鈴木投手の個人的なトレーニングコーチを務める敦賀きらめき温泉リラ・ポート代表の高岸佳宏さん(60)が発案したメニューで、鈴木投手は悪戦苦闘しながらも「腕の使い方が参考になる。今後に生かしたい」と話していた。

 鈴木投手は2013年にドラフト1位で入団。17年に5勝を挙げたが、今年11月に右手の血行障害で約80針を縫う手術を行った。高岸さんも元プロ野球選手で2人が静岡県在住時に出会い、鈴木投手が高校生のときから指導してきた間柄。今回は高岸さんの発案で、本来の切れのあるフォームを取り戻すのとリハビリを兼ね、柔道の練習を行うことになったという。

 柔道の練習では、背負い投げや一本背負いのときの足の動きや腕の使い方に着目。柔道は初めてという鈴木投手は、敦賀地区柔道協会の山本治明理事長(49)と弟の道次副理事長(47)に教わり、何度も投げたり投げられたりしながら手足を動かす感覚を養った。

 約1時間の練習を終え、鈴木投手は「真上から腕を振るという感覚を生かしていきたい。柔道と野球で同じ体の動かし方をする場面があり、研究したい」と何かをつかんだ様子だった。高岸さんも「正月はリラ・ポートで温泉を使ってリハビリキャンプをさせ、切れのある球威を復活させたい」と話していた。

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