樹脂製チェーンの装着法を小浜自動車学校の職員(中央)から学ぶ参加者=12月17日、福井県小浜市府中の同校

 国土交通省が今冬から、高速道路や国道の一部区間で、気象庁が特別警報を出すような異例の大雪時にタイヤチェーン装着を義務付けたことを受け、福井県小浜市府中の小浜自動車学校で12月17日、タイヤチェーンの装着講習会が開かれた。市内外の約70人が樹脂製と金属製のチェーン3種の脱着を体験。参加者からは「事前に練習できてよかった」などの声が聞かれた。

 大雪時のタイヤチェーン装着が義務付けられたのは、全国13区間。県内では北陸自動車道の丸岡インターチェンジ(IC)-加賀IC間(延長18キロ)、木之本IC-今庄IC間(同45キロ)、国道8号のあわら市熊坂-笹岡間(同4キロ)が対象となった。

 これを受け同校は「地域の交通に関わる自動車学校として、対応する責任がある」と講習会の開催を決定。参加を募ったところ、当初の定員30人を大幅に上回る応募があり、急きょ定員を拡大。約70人が参加した。

 講習会では、はじめに同校の職員がタイヤチェーンについて説明。▽ノーマルタイヤ用と冬タイヤ用ではサイズが違う▽駆動輪を確かめて装着する-などと参加者に呼び掛けた。その後、12班に分かれて装着を体験。ジャッキアップが必要な金属チェーンのほか、比較的簡単に付けられるよう改良された金属チェーンと樹脂製チェーンの3種それぞれを脱着した。

 ジャッキアップの必要がない2種に参加者は興味津々。はじめは手こずっていた参加者も、脱着を重ねるうちに2、3分で取り付けられるようになっていた。

 参加した小浜市の女性(55)は樹脂製チェーンに「形状もしっかりしていて、手順も分かりやすかった。運転の際も金属チェーンは不安があるが、樹脂なら安心感が持てるかも」と話していた。若狭地域のある自治体職員(45)は「福井方面への出張もあるので参加した。やはり脱着の練習は必要と感じたので、持ち帰って周知を図りたい」としていた。

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