志比幼児園の入り口付近をうろつくイノシシが映った防犯カメラの映像=12月17日午前10時20分ごろ、福井県永平寺町谷口

 12月17日午前、福井県永平寺町谷口や同町東古市周辺で体長1メートルほどの成獣のイノシシが暴れ回り、後ろから突進された60代女性が腕の打撲など軽傷を負った。町は行政無線で注意を呼び掛け、パトロールを強化。現場の志比小では児童を集団下校させた。

 町や目撃者らによると、同日午前10時15分ごろ、同町谷口の志比小玄関付近で出入り業者の男性がイノシシを目撃。その後、隣接する志比幼児園の正面玄関に突進し、周辺の柵を破壊した。当時、同校には児童約140人、幼児園には交流会で訪れていた志比北幼児園の園児を含め約50人いたが、けがはなかった。

 さらに約500メートル西側の東古市で、畑にいた60代女性に突進して転倒させ、九頭竜川に架かる鳴鹿橋では停車したトラックに衝突。そのまま、橋を渡って対岸の同町鳴鹿山鹿方面に逃げたという。

 現場は商業施設などがある旧永平寺町の中心部。志比幼児園の園長は「園児がいたホールのガラスにイノシシが突進し、目撃した子どもたちはおびえていた。園児が外にいなくて本当によかった」と青ざめた表情で話していた。

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