秋が終わる頃、国と県・市町村の主に道路管理者が集まり「雪寒対策会議」が開かれます。今冬の気象予想と除雪対策などが話し合われ、対応は万全ですが、想定外のことも起きます。

 今年の1月12日、北陸自動車道加賀IC-丸岡ICの上下線が9時間以上閉鎖され、国道8号に迂回した車両が、牛ノ谷や熊坂でスリップし長時間通行不能となりました。全国ニュースで取り上げられ、東京の友人から見舞いの電話をもらうほどでした。

 同24日昼前には、北陸自動車道武生IC-今庄ICが閉鎖、午後4時頃は敦賀IC-武生ICが閉鎖になるなど、物流の大動脈が麻痺しました。久しぶりの大雪で福井市内の道路は除雪が追いつかず人も車も難渋しました。

 福井市の雪の記録をたどってみました。福井市で正式に積雪観測をしたのは1897年(明治30年)県営福井測候所で、昭和15年に県から国へ移管され現在に至ります。敦賀は1885年(明治18年)港に出入りする船舶に中央気象台が発表する暴風警報を知らせていましたが、財政難のため1891年(明治24年)に中止しました。その後福井と同じく明治30年に県営敦賀測候所として観測を開始しました。

 降雪量は一日に積もった雪の量です。積雪量は観測時間に積もっている雪の深さです。現在は機械化されて超音波で自動的に観測していますが、それまでは露場の積雪柱を読み取るのと、観測ごとに積雪板を置いて降った量を測っていました。

 最新積雪は1898年から記録がありますが、降雪量は1953年からで、比較するには無理がありますが、いずれも多い順から見ますと今年の冬は9位でした。

 「昭和38年1月豪雪」、「昭和56豪雪」と今年の大雪の降雪量と最新積雪のグラフも参照してください。タイトルは気象庁が決定したもので表現が異なります。

 11月の気象は気温は全県で高く、日照時間は多くなりました。降水量は全県で少なく特に今庄では平年の2割しか降りませんでした。農作物への影響が心配されます。

 気象庁が発表した北陸地方の向こう3カ月予報は、気温は平年並みか高く、降水量・降雪量ともに平年並みか少ない予想です。

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