大雪時は車のマフラー周辺を除雪するのが大切

 福井県坂井市丸岡町竹田地区の集落を南北に走る国道364号で、2月6日夜に車11台が立ち往生し、2台のドライバーは避難できないまま朝を迎えた。エンジンを切り窓を開けて待ち続けた60代女性は救出されたが、もう1台の19歳男性は7日夕、車内で亡くなっているのが発見された。男性を含め、県内で雪に埋もれた車内で3人が亡くなった。消防などによると、いずれも一酸化炭素中毒とみられる。

 一酸化炭素は車の排ガスに含まれる。無色、無臭で気付きにくい。吸い込むと酸欠状態になり、中毒になると激しい頭痛やめまい、耳鳴り、吐き気を催す。その後、意識障害やけいれんを起こし、心肺停止に至る。

 日本自動車連盟(JAF)のテストでは、ボンネットの高さまで雪をかぶせてエンジンをかけると、マフラーから出た排ガスは車の底にたまり、空調の吹き出し口から車内に入った。車内の一酸化炭素濃度はみるみる上昇し、エンジン始動からわずか22分で「約3時間で死に至る数値」に達した。

 マフラーが雪の壁に近い場合も、排ガスが車内に入る可能性があり注意が必要だ。2月の大雪では、エンジンをかけた車内に子どもを残し、大人が車の周りの除雪に当たる姿も見られた。JAFは「非常に危険。まずマフラー周辺から十分に除雪を」と呼び掛けている。

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