福井県産ソバの製粉がピークを迎え、フル稼働で作業に当たる従業員=福井市高木中央1丁目のカガセイフン

 大みそかまで、あと18日。福井県福井市内の製粉場で年越し用のそば粉づくりがピークを迎えている。

 同市高木中央1丁目の「カガセイフン」(加賀健太郎社長)では、作業場に35台ある大小の石臼で1時間に35~50キロのそば粉を作る。ひきたてが一番おいしいため作り置きせず、全て注文を受けてから作業に取りかかる。

 注文が殺到するこの時期は大忙しで、連日午前8時~午後6時ごろまでフル稼働。年の瀬まで県内外の製麺業者や飲食店に商品を出荷し、11~12月で年間の約3分の1を占める。年越しそばを手打ちしようと個人で粉を買い求める客もいるという。

 県内産のソバは味が濃く、香りも良い在来種。一方で長雨や風に弱く、近年は不作が続いている。今年も例年の半分ほどの収穫量というが、加賀社長は「品質は良く、味は間違いない」と太鼓判。今年の大みそかもおいしい年越しそばが食べられそうだ。

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